体外受精の適応
「本法はこれ以外の治療によっては妊娠の可能性がないか極めて低いと判断されるもの、および本法を施行することが、被実施者またはその出生児に有益であると判断されるものを対象とする。」としています。
上記適応と考えられるのは
- 両側卵管閉塞、腹腔内癒着(卵管周囲癒着)
- 排卵障害(特に二度無月経や多嚢胞性卵巣症候群などで排卵数コントロールが不良な症例)
- 高度乏精子症(この場合は顕微授精の可能性もあります)
- 原因不明 / 難治性不妊(複数周期のタイミング療法や排卵誘発、人工授精療法にて妊娠に至らない症例)
- 妊娠の可能性が低い年齢の高い方
などです。
体外受精の流れ
- STEP01卵胞刺激
- STEP02採卵
- STEP03媒精
顕微授精 - STEP04胚培養
胚凍結 - STEP05胚移植
- STEP06妊娠判定
-
STEP01
-
STEP02
-
STEP03
-
STEP04
-
STEP05
-
STEP06
妊娠判定
移植9日後に、妊娠判定します。
当院の実績
コンテンツを作成しています。完成次第掲載致します。
高度先進医療
保険の治療に対して、自費の治療を併用することは禁じられています(混合診療)。先進医療とはエビデンス不足等により保険適応とはならなかった治療のうち、保険による体外受精治療との併用が許可された治療です。
-
提供元:Varinos
-
提供元:TOKIBO
着床前診断
⽬的に応じて、移植の前に体外受精で得られた胚の染⾊体や遺伝⼦を調べる検査です。
- PGT-A:胚の染色体の本数の変化を調べる検査
- PGT-SR:胚の染色体の構造の変化を調べる検査
- PGT-M:受精卵の遺伝子の変化を調べる検査
の3種類の検査があります。