基礎体温と排卵日の関係

2016.10.20

排卵をすると排卵後の卵胞が黄体(実際に黄色くなります)に変化して黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。これが子宮内膜の着床の準備をするとともに、体温中枢に作用して体温を上昇させます。

今回は基礎体温と排卵日について述べます。
基礎体温と排卵日4

よく体温がグッと下がったときが排卵日と言われます。決して間違いではないのですが、グッと下がったとき(陥落日)より翌日のちょっと上がりかけた日の方が排卵日である確率が高いのです(低温相最終日もしくは高温相前日)。

 しかし明日上がるか下がるかの判断は基礎体温表からだけでは難しいことです。少なくとも高温期になってからのタイミングでは妊娠率は上がりません。超音波検査や頸管粘液検査、排卵検査キットを併用する方が効率的と思われます。

 最近では排卵予測機能のついたスマホアプリで管理されている人も多くなりました。

見る側としては手書きの基礎体温表の方が見やすいのですが…(^_^;)