採卵

経腟超音波ガイド下に、腟内から腹腔内の卵巣(卵胞)に針を刺し卵胞内の卵を吸引・採取することを採卵と呼びます。

局所麻酔をして行いますが、採卵数が多い場合や疼痛が強いことが予想される場合は静脈麻酔を併用することもあります(麻酔料が別途かかります)。

一回目の吸引で卵が確認できないときは培養液で卵胞の中の洗浄を行いますが、卵が取れないこともあります。
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採卵の副作用

出血

針を穿刺した場所からは少量出血をしますが、通常はごく少量であり速やかに止血します。しかし時に予期せぬ血管からの大量出血をする可能性もあり、その場合は止血処置や、やや長めの安静を要する可能性があります。

感染

採卵時に充分洗浄を行いますが、採卵後卵巣および骨盤内の感染を起こす可能性があります。感染予防のため当院では採卵後に抗生剤の内服を行っています。