Friendly(フレンドリー)・自然周期体外受精

image002
極力排卵誘発を少なくした方法で、排卵誘発を行なわず自然発育した卵胞に対して行う場合もあります。極端に卵巣機能の低い方や高齢症例、強い卵巣刺激が合わない方などに対して行います。クロミフェンなどの軽い排卵誘発のみのことや、途中から卵胞刺激ホルモンの補充を行ったりすることもあり症例や周期により異なることがあります。採卵近くでは排卵を抑制する目的でGnRHアンタゴニストを使用します。採卵35時間前にGnRH アゴニストを2回(両鼻腔1回ずつ)のみ使用します。排卵誘発剤の使用量が少ないためコスト的にも安くなりますが、採卵数は1~5個程度と少なめで、その分移植率も低い傾向にあります。また採卵前に排卵をしてしまい採卵キャンセルとなることもあります